フロントエンドとバックエンドの関係性につながりをもたせたまま、相互補完するような形で、フロントエンドを買ってくれた人にバックエンドも買ってもらいたい。そのためにはステップメールを活用したナーチャリングが必要で、そのためには有料のメルマガスタンドが必要である、というところまで見出した。

ただし、現在3万円の赤字であり、メルマガスタンドは決して安くない。本業でやるなら良いのだろうが、個人の副業でやっていて、半分趣味で手を出すにはあまりに高額と言える金額感である。
そこで、上の日記にもある通り、noteの通常の記事を使って、ステップメールを疑似的に再現することにトライしてみる。プッシュ型ではなくプル型になるので効果はステップメールよりは明らかに薄くなるだろうが、とにかくトライ・アンド・エラーである。
ステップメールには一応、いくつか型が存在しているようだ。ネットで調べればすぐにいくつものパターンが出てくる。型によっては、何通送れば良いとか、そういうところまで含めた細かなフレームも存在している。
とは言え、大まかに言えば、相手が抱える課題に共感し、その課題を解決する商品を自分は持っていて、その商品は似た境遇の人にも効果を発揮してきた実績があり、相手にとって実に魅力的なオファーなのである、ということを、いくつかのメールに分けて書いていくイメージだ。後はもう、文章力、いわばコピーライティングの能力がものを言う部分でもある。
上記の流れであれば、自分の場合にはパイロット版も実施しているし、実際にありがたいぐらいに褒めちぎっていただいているコメントをアンケートから入手している。

特定されない形でその文言を利用する許可を個別にとって、バックエンドのオファーの文言に入れ込むということは、実に自然な形で実装可能である。
ということで、ステップメールを書くつもりで、ステップ記事とでも言えるものを書いていった。7記事。1記事書くのに、下書き1.5時間、清書1.5時間の合計3時間程度。全部で21時間程度を費やした。
ステップ記事を1記事noteに搭載したら、その内容を簡易的にまとめてX(旧Twitter)にツイート。1日に1記事ずつ追加し、Xではツリー形式で1日に1ツイートを追記していく形を取った。この作業で副業開始から実に136時間が経過。
すると、またしてもバックエンドが売れた。noteは誰が買ったか分かるようになっているが、フロントエンドを買ってくれた人がバックエンドも買ってくれている。完全に狙い通りの展開となった。1ツイートすると、数千円ずつ売れる。決して爆売れはしないが、確実にステップ記事は機能していると言える。まだまだ赤字分の解消にはならないとは言え、確実に手ごたえを得ている。
メルマガスタンドに払うお金が無い時には、こうやってステップ記事のようにして、疑似的にステップメールを再現するという手法も、アリと言えばアリなんだな、という気付きになった。
そうこうしているうちに、フロントエンドに感動してくれた人から、
noteではなくて、実際に講義をしてほしい
という連絡が、例の後輩経由できた。その後輩が言うには、
この商品は、このターゲットには絶対に必要なはずなのに、どこに行っても手に入らない。だから、そういう連絡もくるし、実際、自分も周りに広めたいと思っている
とのことだった。後輩は、できるだけ人を集めますよ、と言ってくれた。
非常に良い展開である。じゃあ、やろうじゃないか。なんと表現すれば良いのかわからないが、フロントエンドのフロントエンドとしてその講義が機能するに違いない、という直感が働いた。後輩が沢山人を集めてくれると言うのだから、もう貸会議室ではなくて、zoomでやろう。フロントエンドのフロントエンドなんだから、無料で開催である。講義資料は、パイロット版の時に既に作ったものがあるから、今すぐにでも講義できる状態である。
またしても週末、時間をとって講義することにした。貸会議室のような物理的な空間でやるわけではないので、時間の制約は会議室の都合ではなく、自分の都合だけとなった。基本的には1時間の講義をして、質疑応答は参加者の気が済むまで、ということにする。さぁ、どうなるか。