フロントエンドが多少売れたので、単価を上げたバックエンドを作ることに着手した。フロントエンドを買ってくれた人が、バックエンドも続けて買ってくれることを目指す。

フロントエンドだけだと数千円の前半だが、バックエンドも合わせて買ってくれれば数千円の中盤にちょっと届かないぐらいとなる。フロントエンドとバックエンドの両方を2人が買ってくれれば1万円という売り上げが見えてくる。
実際には、noteの手数料もあるから、1万円を目指すには3人がフロントエンド、バックエンドの両方を買ってくれないといけない。そう上手くいくかどうか。
いずれにせよ、バックエンドを作ることだ。いざ、パイロット版に臨む。アンケート内容もフロントエンドの時と同様のものを組んだ。つまり、満足度、理解度、推奨意向にそれぞれのフリーアンサー、その他何でも言いたいこと、という構成である。

ところがここで、失敗した。せっかくまた10人近く集まってもらったのに、結論から言うと、受講者からの評価は散々のものだった。だが、何がいけなかったのかということも、アンケート結果から明確となった。商品自体には問題は無さそうだ。純粋に、自分の伝え方、つまりはプレゼンテーションがイマイチだったと思われる。
やや、独善的だったようだ。この手のキャリアコーチング的なものは、やはり受講者とのインタラクティブなやり取りこそが重要だと思うのだが、そこを上手く考慮できなかった。自分の意見ばかりを押し付けてしまったような印象を与えてしまった。これは大いに反省すべき点である。
このままでは売り物にならない。そう思い、講座の進め方を大きく改良した。インタラクティブ多めな、ワークショップっぽい流れになるように作り替えた。
これで、もう一度パイロット版を実施する。後輩に頭を下げた。懲りずにまた別の10人ぐらいを集めてくれた。この後輩には感謝しかない。焼肉をおごるということで手を打った。バックエンドについては2回の貸会議室と焼肉代で3万円程度の出費である。
ここが、個人で副業としてビジネスする時の痛みであろう。失敗すれば、それはそのまま自分の給料の損失として降りかかってくる。会社でサラリーマンをやっている限りは、自分の給料はそこまで大きく減らない。まぁ、ボーナスで多少、給料が減ってしまう可能性はあるにしても、そこは自分の上司へのプレゼン次第でカバーできたりもする。全く本質的ではない話ではあるが。
とにかく、パイロット版の作り替えでもう3時間。後輩との焼肉でプラス2時間だ。副業を始めてから52時間。途中、売り上げが立ったわけだが、52時間も働いて、タダ働きどころか3万円の赤字である。これが現実であろう。まぁ、焼肉は自分も美味しかったから良しとしよう笑
気を取り直してパイロット版の実施。やはり3時間でインタラクティブ多め。大成功だった。アンケート結果も、フロントエンドの時と同じように大絶賛であった。
こうして、ようやくバックエンドの講座が完成した。ここまで55時間。これを、いかにnoteの文字ベースに編集し直していくか、である。